応用情報技術者に合格するためには

 この記事を読まれている方の多くは、基本情報技術者試験に合格された方ではないかと思います。応用情報技術者試験は、レベル3にあたる情報処理技術者試験です。専門学校の教員の仕事をしていると、「いきなり応用情報技術者試験は難しいか?」という質問を受けることがあります。答えはYesです。レベル2にあたる基本情報技術者試験に合格した方が受験する試験であると言っても良いでしょう。

 参考リンク:応用情報技術者試験

応用情報技術者試験のページでは、学習に必要な過去問題のダウンロードをすることができます。

試験について

試験は午前と午後の試験に分かれます。合格基準は午前、午後ともに60%以上の正答で合格になります。基本情報技術者試験との違いという視点で見れば、午前試験は基本情報技術者試験より問題が難しくなっている。午後の試験は基本情報技術者試験はマークシート形式であるのに対して、応用情報技術者試験は記述式になります。基本情報技術者試験はセキュリティ、アルゴリズムプログラム言語が必須であったのに対して、応用情報技術者試験はセキュリティは必須ですが、10問の問題から4問選択すればOKです。記述式となると不安に思われるかもしれませんが、アからオまでの選択肢を記述する問題もあれば、専門用語を記述する問題もあります。要は、簡単な記述問題も多いということです。xx文字以内で答えなさいという問題は、本文中にある文章を活用して書き出す事が多いです。

学習方法

まず、学習の大前提は基本情報技術者試験に合格していることです。確実に合格できる力をつけるポイントは、応用情報技術者試験の午前問題に出てくる知識のインプットです。私はポケットサイズのテキストを1冊購入し学習しました。この本1冊で事足ります。

 応用情報技術者試験を受けた当時は、私個人、ストラテジ系の専門用語が難しいと感じたことを覚えています。特に、エンタープライズ・アーキテクチャは苦手意識を感じていたので、この本を何度も読みました。
 勉強に自信がある人は、過去問題集のみで勉強しても良いです。これでも十分合格できます。過去の午前問題を解きながら、自分自身が知らない用語を押さえていく学習方法です。この学習方法のコツは、午前の過去問に出ている正解ではない選択肢の用語についても、解説を読みながらインプットしていくことが大事です。おすすめの問題集はこちらです。

私の試験結果
 私の試験結果です。
ズバリ、合格するには60%以上取れればよいのです。苦手なところも捨てて良いと思います。私は文系なので、アルゴリズム絡みや、計算絡みは極力捨てました。でも得点は取れます。計算もある程度こなさないといけませんが、まずは得意な部分で得点を取って、残りの時間でやらないといけない計算を片付けていきました。無論、試験時間いっぱいまで問題に取り組みました。

就職・転職に有利か?
 学生時代に取っておくとかなり強く働きます。現役のエンジニアの方も20〜30代で所得できると、給料等に良い影響が出ると思います。ちなみに私は急に仕事で必要になり、40歳の秋に合格しました。基本情報技術者試験を持っている方は、そのまま学習の熱をさまさずに、応用情報技術者試験にチャレンジしましょう!

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