第2回のポイント
プログラムを書くポイント
自分が見ても、他人が見てもわかりやすく、何をしているかが分かるプログラムを心がけましょう。 Tabをうまく使って見やすくしたり、コメント(注釈を入れて)わかりやすくしましょう。
C言語のルール
C言語のプログラムはmain関数から始まり、{ }←の括弧で囲まれた部分にコードを書きます。 一つの命令ごとに ; (セミコロン)を付けます。初めのうちは、付け忘れることが多いので要注意。 コメント(注釈)はコンパイラは処理しません。人間がコードの内容を理解するためなどに、 メモのように付け加える物です。 //と書けば、その行がコメントに、/* */ と書けば、複数行にわたり、コメントにすることができます。
変数と演算子
コンピュータのプログラムはCPU(中央処理装置)とメモリ(記憶装置)の間でデータをやり取りしながら処理をしていきます。変数とは、メモリの中に一時的に情報を置いておき、計算をしたりするための「箱」のような物です。変(変わる)数(かず)といっても、数だけでなく、文字も入ります。C言語では、char,int,long,float,doubleといった、型(かた)の変数があり、格納するデータの大きさに応じて使い分けますが、詳細については、第7回で解説しています。
int a=5;//aに5を代入
a=a+5;//aに5を足したものをaに代入 a=10となります。
よく使う演算子(一部)
演算子 | 機能 |
+ | 足し算 |
- | 引き算 |
* | 掛け算 |
/ | 割り算 |
% | 剰余(割り算をした時の余り |
= | 代入(右辺の値を左辺に代入) a=2+5; aに2+5の結果を代入 |
++ | インクリメンタル演算子 a++; a=a+1と同じ意味 |
-- | デクリメンタル演算子 a--; a=a-1と同じ意味 |
+= | a+=4; a=a+4と同じ意味 |
-= | a-=3; a=a-3と同じ意味 |
googleドライブ上にこの講座のプログラムコード、スライドデータを置いています。
https://drive.google.com/folderview?id=0B7jeGhcD18UYZjlDalQwRGpVLWM&usp=sharing
以下はビデオで作成したプログラムコードです。
//Study02-1.c
#include <stdio.h>
int main (int argc, const char * argv[])
{
//画面にHello, Worldと表示します。←この1行がコメント
printf("Hello, World!\n");
//画面にプログラム終了と表示します。
printf("プログラム終了\n");
/* コメントの始まり
通常 \は日本語のプログラム開発環境では
\nのところを¥nと記述します。 \は alt+¥ で表示できます。
↓ここでコメントが終わり
*/
return 0;
}
//Study02-2.c
#include <stdio.h>
int main (int argc, const char * argv[])
{
int a;
int b;
int c;
a=2;
b=3;
c=a+b;
printf("a+bは%d\n",c);
return 0;
}
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